お米の赤ちゃん
「種もみ」を宇宙へ送ろう

稲作と宇宙を通じて、
子供たちと築き上げる夢のプロジェクト

当社は20年以上にわたって上越市立東本町小学校様の稲作体験のお手伝いを行ってまいりました。この数年では、稲作体験を行う 学校田を含むほ場において、有人宇宙システム(JAMSS)様の指導のもと人工衛星を活用した次世代型農業に挑戦しています。 このプロジェクトは、当社と東本町小学校様の長年にわたる交流を土台として、宇宙利用の促進を行うJAMSS様とのつながりが 可能にした特別企画です。

プロジェクトでは、上越産コシヒカリの種もみをアメリカのケネディ宇宙センターからロケットで宇宙へ打ち上げ、国際宇宙ステーションISSで保管します。約一ヵ月間にわたる宇宙の旅をした後、種もみは地球に帰還します。

種もみ打上げの体験を通じて子供たちに農業と宇宙について関心をもってもらい、将来の夢を育むきっかけになればと考えています。

ここでは、種もみの旅の様子を東本町小学校5年生の皆さんの活動を交えながら紹介していきます。

上越市立東本町小学校様のご紹介

東本町小学校様は新潟県の南西部に位置する上越市の中心市街地・高田にある学び舎です。
高田は江戸時代に高田城が置かれた越後の中心地で、学校の周りには、雪国特有の景観である雁木通りが多数残っています。学校の歴史は古く、1892(明治25)年に4校の統合で誕生。2021(令和3)年には創立130周年を迎えました。
2022年度の教育目標には「豊かな知恵とやさしさをもち たくましく生きる子ども」を掲げています。

Scheduleスケジュール

2022 11月 ★キックオフイベントを東本町小学校にて開催
2023 1月 ★種もみを上越市から茨城県つくば市へ発送
2月 ★茨城県つくば市からアメリカ「ケネディ宇宙センター」へ発送
3月 ★ケネディ宇宙センターからロケットで宇宙へ打上げ
 国際宇宙ステーション「ISS」内で種もみを保管
4月 ★地球に帰還、その後上越市へ
5月 ★種もみ帰還報告会を東本町小学校にて開催
6月 ★学校田にて田植え
9月 ★稲刈り

東本町小学校5年生 作

Activity content活動内容

2023.09.29

「つなげKIRARa米」の稲を刈り取りました。

6月に田植えを行った「つなげKIRARa米」の稲を刈り取りました。当日は、毎年協力させていただいている東本町小学校様の学校田の稲刈りとあわせて行いました。「つなげKIRARa米」の稲は数量が少ないため、種もみにして来年も田植えをして増やしていく予定です。
プロジェクトで子どもたちがつけてくれた「つなげKIRARa米」という名前のとおり、この先も東本町小学校様で代々引き継いでいっていただければと思います。

当日の様子がUX新潟テレビ21の「スーパーJ にいがた」で紹介されました。
■宇宙を旅した「キララ米」上越市の小学生たちのコメ作り:https://www.youtube.com/watch?v=92kADC7RFYU

2023.08.12

稲の花が咲きました。

宇宙を旅した「つなげKIRARa米」の稲の花が、無事に開花を迎えました。稲の花が咲いている時間はとても短く、午前中の2時間ほどしかありません。
貴重な瞬間を撮影することができました。

2023.07.18

「つなげKIRARa米」の稲観察をしました。

東本町小学校の皆さんと一緒に田植えをした「つなげKIRARa米」の稲観察をしました。宇宙から帰還した「つなげKIRARa米」は通常の稲と変わらず、順調に育っています。
秋の稲刈りが楽しみです。

2023.06.05

宇宙から帰還した種もみの苗を植えました。

毎年協力させていただいている東本町小学校様の学校田の田植えで、宇宙から帰還した種もみの苗を植えました。秋まで元気に育って、おいしいお米を収穫できますように。

2023.05.26

種もみ帰還報告会を開催しました。

Kome Tane宇宙Project「つなげKIRARa米」帰還報告会を東本町小学校様にて開催し、種もみの宇宙旅行の報告や帰還した種もみから育てた苗の引き継ぎを行いました。
報告会では、打ち上げから帰還までの様子を写真や動画を使って説明したほか、JAMSS様から種もみが国際宇宙ステーションに行ったことを示すフライト証明書を贈呈していただきました。会の最後には、帰還した種もみから育てた苗を6年生から5年生に渡す引き継ぎを行い、5年生から水槽に植えていただきました。水槽に植えた苗は、校内で育てて成長を観察していただく予定です。

2023.04.26

種もみが上越に帰ってきました。

宇宙へ行っていた種もみが、日本時間4月16日地球に帰還し、その後アメリカから日本へ輸送され、今日上越に到着しました。
到着した種もみは、開封したあと直ぐに検査を行い、安全性を確認したうえで育苗へと移ります。

2023.04.01

宇宙から写真が届きました。

国際宇宙ステーション内の欧州実験棟で保管中の種もみの写真が届きました。
種もみはKirara装置に格納された状態で宇宙を旅して、4月中旬に地球に帰還する予定です。

2023.03.15

ロケットの打ち上げを見守りました。

日本時間3月15日アメリカ・フロリダ州にあるケネディ宇宙センターで種もみを積んだロケット「ファルコン9」の打ち上げが行われ、その様子をインターネット中継で見守りました。ロケットは無事に打ち上がり、その後目的地である国際宇宙ステーションに到着しました。
種もみは、国際宇宙ステーション内にある欧州実験棟で約1ヶ月間保管した後、地球に帰還する予定です。

2023.02.10

種もみの打ち上げ準備に立ち会いました。

宇宙へ送る種もみの袋詰めとKirara装置へのラベル貼付に立ち会うため、茨城県つくば市に行ってまいりました。袋詰めでは、上越産コシヒカリの種もみ100粒をひと粒ひとつぶ袋に入れて、その後熱シール機で袋に封をしました。ラベル貼付では、種もみの名称「つなげKIRARa米」とマスコットキャラクターの「東本町小 米丸」を入れたデザインのラベルをKirara装置に貼り付けました。
種もみとKirara装置は、2月中にアメリカのフロリダ州にあるケネディ宇宙センターへ向けて発送され、ロケット打ち上げを待ちます。

2023.01.23

宇宙へ送る種もみを発送しました。

宇宙へ送る種もみを、受け入れ先である茨城県つくば市へ発送しました。 子供達の想いを乗せて、宇宙から無事に帰ってきますように。

2023.01.13

宇宙へ送る「種もみの名前」と「キャラクターデザイン」を受け取りました。

宇宙へ送る「種もみの名前」と「キャラクターデザイン」を受け取りました。
キックオフイベントで作成をお願いしていた宇宙へ送る「種もみ(お米)の名前」と「マスコットキャラクターのデザイン」を受け取りました。
作成を通じて5年生の皆さんには、今まで以上にお米や宇宙について関心を持っていただけたと思います。

2022.11.14

キックオフイベントを開催しました。

令和4年11月14日「Kome Tane宇宙Project 2022」のキックオフイベントを東本町小学校様にて開催しました。
イベントでは一緒に取り組む5年生に企画の説明と今回打ち上げるロケットや国際宇宙ステーションの紹介を行った後、宇宙に送る「お米の名前」「キャラクター」の作成をお願いしました。
その後に行ったKome Tane宇宙クイズでは、正解発表と共に子どもたちから歓声が上がり、キックオフイベントは大盛況のうちに終了しました。

● リンク

■有人宇宙システム株式会社:https://www.jamss.co.jp/
■有人宇宙システム(JAMSS) 公式Twitter:https://twitter.com/jamss_official